三倍体牡蠣
自民党県民会議の水産漁港議連にて、徳島県・広島県に伺いました。
今シーズンの宮城県全体の牡蠣は死滅の影響で半分の生産量しかなく、経営が厳しい状況です。
海水温の上昇で産卵が続き、その後の疲弊による死滅が原因の一つと考えられています。
そこで、産卵しにくい三倍体牡蠣を宮城での導入の可能性を探るべく、県職員、県漁協の方々と一緒に視察に伺いました。
種苗生産を行なっている「うみの(株)」において、世界の牡蠣生産の状況から始まり、三倍体牡蠣はもちろん、藻場整備、無機系窒素・リン、地下水、海底耕運など環境改善の必要性等々多岐にわたりご教授いただきました。



本日は広島県宮島に移動し、実際に三倍体牡蠣を養殖している島田水産へ。悪天候で実際の養殖現場までは行けませんでしたが、2倍体牡蠣の養殖施設を視察させていただきました。
多くの剥き子が作業を行なっており、その多くが外国人でした。宮城県からも種牡蠣を仕入れているそうですが、やはり死滅が多く、やはり深下げなどの対応をしているそう。
三倍体牡蠣の種は高価だが、身入りが良いので、生産開始に適しているとの話。通常出荷できない時期に販売できるので、収益向上のためにも導入すべきと再認識した視察となりました。



