インドネシア訪問
9/3からインドネシアへ行っておりました(この間は投稿できませんでした)。
今回、宮城県の人材マッチング事業「みやぎジョブフェアinインドネシア2024」の視察、労働省やJICA等との意見交換、海洋総合実習船「宮城丸」を通した高校生の交流など多岐にわたっておりました。
初日はジャカルタからバンダアチェへ移動し、市長を含めた市役所の皆様と意見交換。ゴミ問題や下水道整備などの課題を共有しながらも、若者の就労に向けた協力体制の構築の必要性をお聞きしました。
また、松島で70年以上の歴史がある「松島直秀こけし」をお渡しし、とても喜んでいただけました。
その後、アチェ津波博物館を視察し、20年前の映像を含め、当時の悲惨な状況を知りました。14,000人が埋葬された墓地に献花も行いましたが、改めて災害への備えや防災教育の必要性を再認識しました。
アチェにあるラドン水産高校へ。37名の子供達が養殖や機関など水産業について学んでいますが、希望する職に就けない場合が多く、日本で漁業を学びながら働きたい声をお聞きしました。しかし、技能検定で行うジャカルタまで遠く、財政的に厳しいとの事は今後の課題。また、高校からは日本語を学べる教師が必要との要望も受け、合わせて、今後取り組んでいかなければなりません。
日本の労働力不足を補うという面もありますが、何より子ども達の希望を叶えられるよう、努力したいです。
ランブロ魚市場にも寄りましたが、とても活気があり、賑わっておりました。
しかし、木造船のため船上での保存が難しく、市場内には冷蔵・冷凍施設がないため、水揚げたばかりの魚をその日の内に販売せざるを得ないのが現状でありました。
「みやぎジョブフェアinインドネシア」には、介護や水産会社など宮城県内46社が集い、参加しただ1,200名のインドネシアの方々に対し、企業説明など行いながら、マッチングを目指した就職フェアが首都ジャカルタで開催されました。
熱気に溢れた会場内で熱心に話を聞くインドネシアの若い方々の日本に対する思いが十二分に伝わり、就労できる環境づくりを更に進めていくべきと感じました。
夜には参加企業の方々との懇親会が開催され、様々な方と意見交換させていただきました。
日本で会う機会が少ない同級生がいたり、倫理法人会で繋がった方がいたりと、異国の地でお話できる機会にもなりました。
「みやぎジョブフェアinインドネシア」の2日目は、ビジネスマッチング。
参加企業が送出機関等と面談し、それぞれの特色や条件等について話し合いを行いました。
それぞれのブースには実際に学んでいる方々も参加しており、彼らと会話する度に、改めて日本で就労したい思いが伝わってきました。
村井知事の挨拶で、来年は送出機関の方々に宮城に来てもらい、より多くの企業とマッチングしたい旨のお話をされておりました。
今回のインドネシア訪問では、労働省の方々やJICAインドネシア事務所での意見交換など有意義な時間を経験させていただいております。
その後、デンパサールへ移動し、第一実業高校にて視察と意見交換を行いました。
コチラの高校では、多くの子ども達が様々な科に分かれ学んでおります。
来年度予定する海洋総合実習船「宮城丸」のベノア港寄港の視察も行いましたが、その際に高校生同士の交流を望んでいる事も分かりましたので、環境づくりに励んでいきたいですね。
これからもインドネシアと交流を図りながら、強固な関係づくりを目指していきたいです。