常任委員会県外視察②
農林水産常任委員会の県外視察②
・ホクレン農業共同組合連合会…JAグループの経済事業を担当として、「つくる人を幸せに、食べる人を笑顔に」をモットーに輸出等の販路拡大に取り組まれております。円安に伴い、輸出には追い風となっているが、同じ輸出をしている国内他産地との価格競争も起きており、生産現場を見てもらうなど価格とは違ったアプローチなど北海道だからこその取組みを行なっているそう。生産基盤を維持しながら、国内市場だけではなく、輸出を通した経営の安定化を目指していかなければ。



・北海道農業研究センター…生産者の減少により、農業の省力化、効率化が求められており、コチラの施設では、スマート技術による農産物の高収益安定生産を目指す開発やプロジェクトなどを行なっています。また、酪農家が飼料生産等を委託するコントラクター利用による作業効率向上や飼養管理に専念でき、何より高価な機材を保有しなくても良いなどのメリットがあり、スマート化も含め、コントラクターの経営の安定化を目指した取組みの必要性を認識しました。



・北海道電力総合研究所…ブルーカーボン事業にむけた研究開発について。以前は電力に特化した研究を行なっていましたが,地域に開かれたものを目指したいと農林水産業に関わる研究も行ってきたそうです。その一つとして、2050年のカーボンニュートラルに向け、再エネだけではなく、吸収・貯留がないとCO2排出削減は達成できないとブルーカーボン事業に取り組んでおり、成長促進材を利用したコンブ養殖や投石事業による海藻試験、藻場喪失の原因でもある空ウニの蓄養事業など今後の取り組みに注文です。


